PXEブートへの挑戦~ネットワークインストール編

こんにちは。

あいおんです。

今回はPXEブートなるものに挑戦してみようと思います。

通常のPCはHDDから起動します。この、「起動する」ということをブートするといいます。

今回は、ネットワークからブートするということをしたいと思います。

そのうちの一つの手法として、PXEブートというものがあるので、

今回はそれを構築してみたいと思います。

PXEブートについて詳しく知りたい方は、

http://www.putise.com/architecture/pxe-boot

このサイトが非常に分かりやすかったです。

このサイト様の図でいうと、DHCPは前回構築したとおもいます。

今回作るのは、この図でいうと、PXEサーバとファイルサーバの両方です。

といっても物理的に二つ作るわけではなく、一つのサーバで両方の役割を持ちます。

もっと言うと、DHCPも一緒にすることが出来るので、是非まとめると便利だと思います。

補足をしておくと、ファイルサーバとは、TFTPを使うことが多いです。

これはftpの軽量化バージョンだと思っていただければよいと思います。

少し知識のある方には、ftpはTCP,tftpはUDPなので信頼性や速度の違いが伝わると思います。

簡単に言うと、ftpは転送ファイルのチェックや認証がきちんとしている、

tftpはチェックをきちんとしない代わりに非常に素早くファイルを転送することが出来ます。

 

 

さて、ではPXEブート環境を構築していきましょう!

と言いたいところなのですが、今回はほぼサイトの説明になってしまいます。

以下のサイト様のとおりにやると殆ど出来てしまいます。

http://www.server-world.info/query?os=CentOS_6&p=pxe

このサイト様はどのセクションも非常に興味深い内容なので是非、

左のメニューから気になったものがあれば、試してみてくださいね。

 

このページでは起動に必要なpxelinuxとファイル転送に必要なtftpなどをインストールしています。

更に、前回構築したDHCPの設定も少し変更しています。

next-serverのところに自分のIPを書いておけばいいです。

あ、言い忘れてましたが、私の想定では、全て一つのサーバーで完結しています。

全てとは、DHCP、PXE、TFTP(ファイル転送)です。

 

以上の手順が完了したら、以下のリンクに飛んでください。

http://www.server-world.info/query?os=CentOS_6&p=pxe&f=2

このページでは、CentOSをネットワークインストールする手法が書かれています。

気をつけるべきは、10.0.0.とか書かれているところを自分の環境に直すことです。

 

これにて操作は以上です。

これ以降は、FAQとして、出来ない場合を考えてみます。

例えば、PXEでブートできない場合、

これは、CentOSだと、SELinuxが有効になっている場合があります。

SELinuxとは、システムのセキュリティを高めるためのプログラムです。

ですが、今回はこれが邪魔になります。

以下のサイト様が非常に分かりやすかったので、参考にしてPermissiveかDisabledにしてください。

http://park1.wakwak.com/~ima/centos4_selinux0001.html

これでも出来ない場合は、コメント欄にて教えてください。

その際に、どの時点で失敗するかを教えていただけると助かります。

 

今回はCentOSのネットワークインストールを試しましたが、

今度は、WinPEというのをPXEブートしてみたいと思います。

これはWindowsのお試し環境みたいなものでなかなか便利です。

こうご期待。

それでは。

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