こんにちは、あいおんです。
仮想化の醍醐味の一つ、テンプレートについてです。
楽してクライアントを立てたいなと思いますよね。
今回は、ESXi5.1を使用していきます。
一応、ESXiで、テンプレートという機能があるのですが、
いまいちその要件が分からず、自分のESXiホストでは出来ませんでした。
なので、OVFテンプレートの機能を使おうと思います。
目的のVMがシャットダウンされていることを確認します。
VMを選択して、[ファイル]-[エクスポート]-[OVFテンプレートのエクスポート]を選択します。
出力先と、詳細を選んでOKを押します。あとは、出力完了を待ちます。
これでエクスポートは完了です。
インポートは[ファイル]-[OVFテンプレートのデプロイ]でファイルを選択するだけです。
これでテンプレートの展開は終了。。。
と言えたら楽なんですが、おそらく、普通はネットワークを使っていると思います。
この作業により、ネットワークアダプタの変更も同時に行う必要があります。
(なぜ変更しなくてはいけないかというと、MACアドレスの変更があるから、という話になります。
MACアドレスについては詳しく言及しませんが、それぞれのネットワーク機器に固有に割り振られる識別番号みたいなものですかね。
固有に割り振られる必要があるので、当然かぶらないようにしなくてはいけないので、エクスポートとして展開してもMACアドレスだけは、そのまま同じものを使うわけにはいかないのです。)
1.新しく割り振られたMACアドレスを調べる
作成されたVMをクリック-[仮想マシン設定の編集]をクリック-[ネットワークアダプタ]をクリック
すると、右側に、MACアドレスという欄があります。そこに書いてある文字を控えましょう。
2.設定ファイルの変更
その設定がされているファイルが、/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesというファイルなので、
“vi /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules”でもして編集しましょう。
以降の説明のために、ここで控えたものはaa:bb:cc:dd:ee:ff:ggであったとしましょう。
その中に、
SUBSYSTEM==”net”, ACTION==”add”, DRIVERS==”?*”, ATTR{address}==”00:11:22:33:44:55:66″, ATTR{type}==”1″, KERNEL==”eth*”, NAME=”eth0″
SUBSYSTEM==”net”, ACTION==”add”, DRIVERS==”?*”, ATTR{address}==”aa:bb:cc:dd:ee:ff:gg”, ATTR{type}==”1″, KERNEL==”eth*”, NAME=”eth1″
という同じような行が2行あると思います。
おそらく、先ほど控えたアドレスは、NAME=”eth1″の行の方のATTR{address}==”aa:bb:cc:dd:ee:ff:gg”と一致しているので、(上の例でいえば、2行目)
・上の行の先頭に#をつけてコメントアウト(無効にする)
・下の行のNAME=”eth1″をNAME=”eth0″に変更する。
つまり、以下のようにします。
#SUBSYSTEM==”net”, ACTION==”add”, DRIVERS==”?*”, ATTR{address}==”00:11:22:33:44:55:66″, ATTR{type}==”1″, KERNEL==”eth*”, NAME=”eth0″
SUBSYSTEM==”net”, ACTION==”add”, DRIVERS==”?*”, ATTR{address}==”aa:bb:cc:dd:ee:ff:gg”, ATTR{type}==”1″, KERNEL==”eth*”, NAME=”eth0″
まぁ上の行は削除してもいいんですけどね。
こういうファイルの編集は基本的に削除するのは怖いので、そういう癖です。
後は、ネットワークの再起動(service network restart)でOKだと思います。
以上の操作でテンプレートからの展開と言っていいのではないでしょうか。
後は、/etc/sysconfig/networkに、
HOSTNAME=aion
などの記述を追加してそれぞれのホスト名にするなどしてわかりやすくしておくといいかもです。
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